冬キャンプと言えば寒さ対策がキャンプの快適さを左右します。そんな冬キャンプの寒さを忘れさせてくれる薪ストーブの紹介です!
しかもバイクでのキャンプツーリングにもってこいのコンパクトサイズの薪ストーブです!
バイクでのキャンプは積載量問題があるため薪ストーブを諦めていた方も多いと思います。
かつて私もそうでした…
しかし、今はキャンプツーリングでも積載できるコンパクト収納サイズの薪ストーブが販売されているのです!
バイクの運転で凍えて、キャンプ場でも凍えるのはもうやめましょー!(バイクの運転は仕方なし←)
と言うことで、薪ストーブの使い方から積載方法、おすすめのコンパクト薪ストーブの紹介もしていきます!
暖かいキャンプツーリングをお求めの方は是非参考にしてみてください〜
・キャンプ歴4年
・エストレヤSE・ビアンキのロードバイクに乗ってキャンプやツーリングをのんびり楽しむのが好き。
・コンパクトなキャンプギア、機能性重視のキャンプ道具好き。
・TOYOTAのライズを購入し最近はカーキャンプ三昧。
・キャンプは1年中楽しむ派。
薪ストーブは冬キャンプの味方!
薪ストーブとは薪を燃料にして暖をとる事ができる暖房器具です。
冬のキャンプに薪ストーブがあれば、暖かくて快適なキャンプライフを送るれます。
薪ストーブは暖房器具としてだけでなく、天板上で調理ができたり、炉内でピザやグラタンなどを調理できるオーブン機能も兼ね備えています。
キャンプに持っていけば料理の幅も広がること間違いなしです!
しかーし、良いところばかりではありません!
薪ストーブはモノをきちんと選ばなければ重たい、嵩張る、組み立にくい…と積載するにあたって問題だらけ!
そして、使用する為の薪割り、着火手順、掃除手順、火事のリスク…などデメリットも多くあげられます。
キャンプツーリングでは収納サイズ、重量は必ずチェックして購入しましょう!
キャンプツーリング用!持ち運びやすく使いやすい薪ストーブの選び方
せっかく買ったのに思ったより大きくて積載できない!
重すぎて運転しずらい…期待してた機能違う…
とならないように、薪ストーブは積載面と使用用途、キャンプスタイルで選んでいきましょう。
収納サイズ
収納サイズはコンパクトであればあるほど積載しやすいため◎
全て分解できて厚い板が何枚かになるような構造であれば少し嵩張りますが、1番コンパクトに収納できます。
分解きないものは、本体(メイン部分)が幅を取りますが、炉内に煙突が収納できるものであれば比較的コンパクトに収納できます。
1番キャンプツーリングに向かないのが、本体、煙突、脚など全て別収納、別持ちです。今はそこまで収納性が悪いものはあまり見かけませんが、嵩張るものは避けましょう。
重さ
こちらも軽ければ軽いほど◎
バイクの積載重量は50cc以下だと30kg以内・51cc以上だと60kgまでと法律で決まっています。
コンパクトで軽量なものを選ばないと余裕で薪ストーブは10kgを超えてきます。他のキャンプ道具でもテントやタープ等で重量を重ねて行くのでバイクへの負荷、運転面を考えて軽量なものを選びましょう〜。
キャンプスタイル
キャンプで薪ストーブで何をしたいか、使用用途で選ぶ薪ストーブが変わります!
薪ストーブの炉内の炎を眺めてまったーりとしたい場合、ガラス窓付きのもの。
色んな調理に使いたい場合は天板上のスペースが広く調理スペースが確保、また蓋付きで直火料理や、炉内でオーブン機能として使えるもの。
テント内で使用したい場合はできれば煙突が真っ直ぐなもの。
という感じで、薪ストーブで何を楽しみたいかによって、オプション的な機能選択が分かれてきます。
素材の違い
ほとんどの薪ストーブは鉄製とステンレス製で分けられます。
鉄とステンレスではあまり重さは変わりませんが鉄製の方が遠赤外線効果で暖かさが伝わりやすいと言われています。
メンテナンス部分ではステンレス製は錆びにくく頑丈な作りになっているため比較的メンテナンスしやすくなっています。
対して、鉄製のものは錆びやすいため、メンテナンスに手間がかかります。
錆びにくいのがステンレスですが、煤やタールのこびりつきを掃除する時はどちらも手間にはなります!
暖かさ重視だと鉄製。錆にくさ重視だとステンレス製がおすすめです。
バイクへの積載方法
次にバイクへの積載方法をお伝えしていきます!
積載方法は、収納サイズや重さで積載できる場所が変わってきます。
シートバッグ内に
一番オーソドックスで安定なのがシートバッグ内です。薪ストーブ以外にもテントで幅を取ったり、嵩張ったりするのでできるだけシートバッグは60L以上のものがおすすめです。
重さがあるものでもシートバッグ内であればバランスを取りやすく運転にも支障をきたしにくいです。
更に拡張できて容量が増やせるタイプだと安心です◎
サイドバッグ内に
コンパクト性に優れた薪ストーブはサイドバッグに収納も可能です。ただし重さがあるとバイクのバランスを崩しやすくなるため薪ストーブの重量の確認は必ずしましょう。
シートバッグ上部にくくりつけてもOK
シートバッグ上部にベルトなどを用いて括り付けてもOKです。
ただし形が歪だったり、重すすぎたりすると固定しづらく、バイクの運転がしにくくなるので注意してください。
シートバッグ上部にゴムがついているものだとより固定ができて便利です。
薪ストーブの使い方
薪ストーブを購入する時に気になる薪ストーブの使い方です!焚き火もそうですがやはり火を育てて暖かさを出すのでそれなりに手間がかかります。
この使い方項目は「使いこなせそう!」「チャレンジしてみよう!」の基準にしていただければと思います!
火の付け方
火の付け方は6ステップです!
- 薪ストーブの換気口を全開にする
- 中くらいの薪を敷く
- その上に細い薪、着火剤をのせて火を付ける
- 火の勢いがよくなったら蓋をしめる
- 織火(薪が真っ赤な状態)になったら薪を追加
- 換気口を調節して火力を安定させる
薪の種類には針葉樹と広葉樹がありますが、広葉樹のほうがゆっくりと燃え、薪の消費を抑えられるのでおすすめです。
薪の焚べ方
薪を追加して焚べる時に必要な目安は薪ストーブの温度です。大体250〜300℃前後で安定するように薪をくべていきます。
焚べ過ぎると高温になり怪我や火事のリスクとなるため、必ず温度を確認しながら調節して薪をくべましょう。
薪ストーブは高温のため、通常の温度計ではなく専用の温度計を購入しておきましょう。
薪ストーブの燃焼状態や適正温度がひと目で分かるようになっているのでおすすめの温度計になります。
掃除の仕方
特に煙突部分の掃除が重要です!煤やタールが残っていて空気の通りが悪くなると、空気が逆流して煙が炉内に溜まったり、テント内で使用した場合一酸化炭素中毒の原因にもなります。
基本的に煤や灰をブラシで落としますが、落ちきらない場合は煙突クリーナーなどの薬品を使うか、更に燃やして煤やタールを焼き落としましょう。
その後拭き上げれば掃除完了です!
灰の処理
灰の処理は持ち帰るか、キャンプ場内に灰捨て場がある場合はそこで廃棄しましょう。
薪ストーブが冷めていても、灰がまだ熱い場合があるので耐熱グローブをして処理したほうが安全です。
薪ストーブを使用する時、炉内に灰を2-3cm入れて使うことでストーブ底のダメージが軽減されるため、少量取っておくと次回薪ストーブ使用時に役に立ちます。
薪ストーブと焚き火どっちが暖かい?
結論、焚き火のほうが暖かいです!
ではなぜ持ち運びが焚き火台より嵩張るのに薪ストーブが冬に活躍するのか…?
それは…
- 煙や火の粉が焚き火より飛ばない
- テント内で使用できる
- 焚き火の炎と薪ストーブの炎の良さが違う(個人差あり)
- 玄人感がでる
3.4は完全に雰囲気重視ですが、やはりテント内でも暖かく過ごせるというのが大きな理由ではないでしょうかっ!
薪ストーブはテント内で使える?
テント内で使えるのが大きな理由と書きましたが、薪ストーブを生産しているメーカーではほとんどが室外使用を推奨しているのでテント内で使用する場合は自己責任になります!
使おうと思えば使えるしみんな使っているけど自己責任!
が結論です。
テントを生産しているメーカーは薪ストーブに前向きで、薪ストーブをテント内で使用できる、薪ストーブ用のテントを販売しているメーカーもあります。
▼薪ストーブOKなテント▼
薪ストーブのテント内での使い方
自己責任と言えどもせっかくだからテントで使いたい…という方のためにテント内での注意点や使い方をお伝えしていきます。
煙突はテント外へ
煙突部分はテントの外に出るように設置しましょう。薪ストーブ用テントの場合は煙突穴がありますが、その他のテントで使用する場合はダブルジッパーが付いているものを選ぶと好きな位置で煙突を外に出すことができます。
薪ストーブ周りには断熱板を
薪ストーブ本体は250〜300℃の熱を持っているためテントに触れると焦げたり、火事の原因になったりします。熱がテント生地になるべく触れない、伝わらないように薪ストーブの周りには断熱板を置くと安心です。
薪ストーブの地面にも注意
地面にも注意が必要です。熱で地面が焦げたり、枯れ木に火の粉が引火してしまうと火事の原因になります。薪ストーブの下にも耐熱板や不燃シートなどを置いて対策しましょう。
一酸化炭素中毒にも気を付けて!
テント内は密閉空間になりにくいため、そこまで一酸化炭素中毒のリスクはそこまで高くはありません。ですが、リスクとなるのは事実なので一酸化炭素チェッカーは用意しておきましょう。
キャンプツーリングにおすすめ!コンパクト収納薪ストーブ6選!
ここからはキャンプツーリングにおすすめなコンパクト収納の薪ストーブを紹介していきます!
スペックやおすすめポイントをお伝えしていくので購入を考えている方は是非参考にしてみて下さい〜。
※価格表記は公式サイトを参照しています。
笑’s easy neo
価格 | 19,800円(税込) |
使用サイズ | 約310mm(煙突受け含まず)×240mm×252mm(煙突別) |
収納サイズ | 約310mm×240mm×60mm(煙突別) |
重さ | 約2.4kg(煙突別) |
素材 | ステンレス・耐熱ガラス |
煙突は別売りですが専用の煙突は税込9,900円〜と非常に安価な薪ストーブです。
それに加え全てが解体できるため収納性も抜群!!
ノーマルだと側面にガラス窓が付いていないため炎が見にくいですが、オプションのガラス窓(税込8,800円)を購入することで炉内の炎を楽しむことができます。
天板上で調理、下ではビザを温めるなどオーブン機能として使用できるため利便性も抜群です。
easy neoは1年間の生産台数が決まっているため台数に制限があります。
笑’s 焚き火の箱G-neo
価格 | 53,900円(税込) |
使用サイズ | 約490mm(脚開き巾)×235mm×380mm(煙突別) |
収納サイズ | 約400mm×230mm×70mm(煙突別) |
重さ | 約5.3kg(煙突別) |
素材 | ステンレス・耐熱ガラス |
煙突は別売りですが、こちらも笑’sならではの全解体ができるため収納性、コンパクト性に優れています。
easy neoと比較すると格段に値段があがり、サイズも大きくなっていますが、それでも重さやサイズはキャンプツーリングでも持ち運べる仕様になっています。
脚が長くなっているため地面を焦がすリスクが軽減されています。(不燃シートなど敷く必要はあります)
サイドには最初から窓ガラスが設置されているためオプション購入せず炉内の炎を楽しむことができます。
Winnerwell Nomad View S(ウィンナーウェル ノマドビュー S) 本体セット
価格 | 38,280円(税込) ※Amazon11月現在 |
使用サイズ | 377×459×1825mm(ストーブ+煙突) |
収納サイズ | 320×164×150mm |
重さ | 約6.4kg |
素材 | ステンレス304 |
付属で、ダンパー付き煙突x1、煙突x4、スパークアレスターx1、火格子x1、炭落とし用スクレーパーx1、日本語説明書すぐ使い始められる仕様になっています。
収納時炉内に付属の煙突類が全て入るのでコンパクトに持ち運びができます。キャンプ用の60L前後のシートバッグであればシートバッグ内に収まる大きさです。
難点としては、コンパクトに優れているがゆえ炉内が小さく、薪を焚べる際薪割りやバトニングが必要になる点です。
素材のステンレス304は耐食性に優れていて錆びにくい特徴を持つため、長く使える商品になっています。
テンマクデザインチタンストーブ(収納袋付き)
価格 | 54,780円(税込) |
使用サイズ | 414×240×3089mm |
収納サイズ | 本体:395×231×118mm 煙突:∅90mm×313mm(巻き煙突仕様) |
重さ | 2.1kg |
素材 | チタン |
チタン製の薪ストーブです。特徴はなんといっても軽量さ!!!!
軽くて5kg前後、通常だと10kg前後かそれ以上ですがこのテンマクデザインの薪ストーブは2.1kgです。
そして収納面にもこだわりが…なんと煙突が巻き煙突仕様になっていてキャンプツーリングのバイク積載で嵩張らず収納できます!
しかし、厚み0.1mmのチタンを煙突の形にしていくため、煙突の組み立てには慣れるまで少し時間がかかりそうです。
付属品でナイロンオックスフォード420Dの収納袋が付いているため持ち運びに便利です。
テンマクデザイン ウッドストーブs
価格 | 32,780円(税込) |
使用サイズ | 508×459×1930mm |
収納サイズ | 320×150×160mm |
重さ | 約6.0kg |
素材 | ステンレス304 |
付属で直煙突(∅53mm)×4、ダンパー付き煙突×1、スパークアレスター×1、ロストル×1、フタ用リフター×1が付いているためこれだけ購入すれば使用開始できます。
Sサイズはバイクに積載しやすいサイズですが、サイドがガラス窓になっていないため中の炎が見えません。
暖かさと、調理メインで炎は扉の小さいガラス窓でも満足できる方にはおすすめの薪ストーブです。
tomount薪ストーブ
価格 | 18,999円(税込) ※Amazon11月現在 |
使用サイズ | – |
収納サイズ | 190×380×190mm |
重さ | 7kg |
素材 | ステンレス |
比較的安価で手に入れることができるコンパクトな薪ストーブです。
この価格で付属品は、煙突パイプx7、断熱マットx1、スクレーパーx1、火格子x1、耐熱ガラスx1、ねじx2、丸蓋x1となっていて商品到着後すぐ使用可能です。
天板上部には丸蓋がついていて外せば直火調理が可能です。さらにバタフライ型ステンレス棚が付いていて持ち運びの際は取手として、調理の際は鍋やカップ置きとして使用でき便利です。
付属の煙突は全て本体収納可能なためキャンプツーリングにはかなりおすすめな商品になっています!
冬の寒いキャンプツーリングは薪ストーブで快適に過ごそう!
キャンプツーリングにおすすめの携帯性に優れたコンパクトな薪ストーブを紹介してきました。
少し手間はかかりますが、薪ストーブで過ごす冬のキャンプは焚き火とは違いまた別格です。
テント内での使用は注意が必要ですが外でありながらも暖かく快適な睡眠を味わえるため非日常を快適に過ごしたい方にはおすすめです!
今年の冬は薪ストーブで快適なキャンプツーリングライフを過ごしてみませんか?
薪ストーブ選びの際にこの記事が参考になれば幸いです。