キャンプで快適に眠るために必要なマット。キャンプでは寝床になる重要なアイテムです。
しかしキャンプマットは多くの種類があり、どれを買えばいいのか分からなくなる方も多いと思います。
さらにバイクでキャンプをするキャンプツーリングでは、積載量のことまで考えて購入しなければいけません。
今回はキャンプツーリングに最適なマットの紹介や、選び方、種類の違いなどをお伝えしていきます。
キャンプツーリングで使用するマット選びに悩んでいる方はぜひ参考にしてください。
・キャンプ歴4年
・エストレヤSE・ビアンキのロードバイクに乗ってキャンプやツーリングをのんびり楽しむのが好き。
・コンパクトなキャンプギア、機能性重視のキャンプ道具好き。
・TOYOTAのライズを購入し最近はカーキャンプ三昧。
・キャンプは1年中楽しむ派。
バイクキャンプで寝床になるマット
バイクのキャンプでは、キャンプ場までの距離をバイクで移動するため、キャンプ場に到着したときはヘトヘト…なんてこともあります。
キャンプ場について一眠りや、夜就寝時に使うマットはその日の運転疲れを癒やしてくれる、重要なアイテムです。
マットには様々な種類があり、断熱(冷)機能があるマットは地面からの熱の影響を受けにくくし、快適に眠れるサポートをしてくれます。
またクッション性の高いマットでは、硬い地面を避け体が痛くなるのを防いでくれます。
そのためマット選びは、翌日の体のコンディションを左右すると言っても過言ではないほど重要です。
4つのマットの種類と特徴
マットには以下の4種類があります。
- エアマット
- インフレーターマット
- 銀マット
- フォームマット
ここからはそれぞれの特徴をお伝えしていきます。
軽量コンパクト収納でキャンプツーリング向きの「エアマット」
使用時に空気を入れ、使用後は空気を抜いて持ち運べるため非常に携行性が高いマットです。
バイクでのキャンプツーリングでは携行性の高さが最重要!
機能が良くても積載できなかったり、他の積載の邪魔になったらキャンプで使用する頻度も減ってしまいます。
その点エアマットは軽量コンパクトで積載しやすい商品が多く、空気を入れるだけでふかふかのマットになり寝心地も良くキャンプツーリングに最適なマットです。
しかし空気を入れるのに時間がかかったり、撤収時に空気を抜ききれずコンパクトな収納袋に入れにくかったりと難点もあります。
その場合小型の空気入れなどを所持していくと、とても便利です。
また地面の冷気を受けやすい点も注意してください。春〜秋までは問題なく使えますが、真冬など寒い時は断熱性が高いマットを重ねて使用するのがおすすめです。
バイクキャンプの冬に活躍する「インフレーターマット」
マットに厚みがあり、冬の冷気などをシャットダウンしてくれる、冬に特に有り難みを感じるマットです。
使用時は展開すると自動で空気が入る商品もあるので楽ちん!
しかし厚みのあるマットなので収納サイズもそれなりに大きいのが難点。積載量を考えて収納サイズを見ながら購入しましょう。
積載しやすいインフレーターマットの紹介も「おすすめ商品」で紹介しているのでぜひ参考にしてみてください。
嵩張るけど軽量な冬キャンプ用「銀マット」
キャンピングシートバッグの外に括り付けて持ち運んでる方が多い印象の銀マット。
安くて軽いですが、寒い場所でも保温性が高く特に冬に活躍します。
折りたたみ式が多く、軽いといえども収納サイズは大きいので注意してください。
ツーリングバッグの中には入らないことが多いので、大体バッグ外部に括り付けています。
括り付ける場合、使用しているバッグに括り付けられる紐がついているか確認しておきましょう。ネットで覆っても持ち運びはできます。
安くて軽量で扱いやすいので、とりあえず持っておくのでも災害時用に使用できるためおすすめです。
安くてクッション性の高い「フォームマット」
銀マットより保温性は劣りますが、安くて軽量コンパクト。マットとして使用するだけでなく、座布団としても使用できるので、とても汎用性のあるマットです。
持ち運びやすいためバイクだけでなく徒歩キャンプにもおすすめ。ただし長く使用していくうちにクッション性が低くなるため定期的な買い替えは必要です。
価格帯はマットの中でも低価格なため、ゆくゆくは買い替えは必要ですが、低予算でキャンプを楽しみたい方におすすめのタイプです。
キャンプツーリングに最適なマットの選び方4つのポイント
ここからはキャンプツーリングに最適なマットの選び方をお伝えしていきます。
選び方のポイントは以下の4つです。
- 季節にあったマットを選ぶ
- 積載しやすいサイズや重さ
- 寝心地の良さ
- 使いやすさと片付けやすさ
1つずつ詳しくお伝えしていきますので、選び方のポイントを押さえてマットを選んでいきましょう。
季節にあったマットを選ぶ
快適な温度で眠るためには季節にあったマットを選びましょう。
特に冬の地面からの冷気は睡眠の妨げになります。圧のかかる腰やお尻部分が冷えて眠れないこともあります。
春〜秋は軽量でコンパクトなマットを選んでOKですが、冬は銀マットやインフレーターマットなど冷気を遮断してくれるマットを必ず選びましょう。
バイクキャンプで積載しやすいサイズや重さ
バイクキャンプでは荷物のサイズは小さければ小さいほど、軽ければ軽いほど積載しやすいです。
モノによりますが積載し安さは「エアマット>フォームマット>インフレーターマット>銀マット」です。
中でもエアーマットは格段に積載しやすいため春〜秋にかけてのキャンプは特にこだわりがなければエアーマットがおすすめです。
寝心地の良さ
マットを敷く理由の1つ「快適な睡眠」に必要な寝心地の良さです。
エアマットのようなふかふかした感じが良いのか、フォーマットや銀マットのような少し固めがいいのか自分が眠りやすい硬さのマットを選ぶのがおすすめです。
インフレーターマットは商品によっては、空気を入れたらかなり分厚くなるため、まるでベッドに寝ているような感覚で眠ることも可能です。
しかしその分収納サイズや設置サイズも大きくなるので、積載量やテントの中に入るサイズかのチェックも必要です。
使いやすさと片付けしやすさ
使いやすさと片付けのしやすさも重要です。
使うまでに空気を入れにくかったり、撤収時に収納袋に入れにくいとせっかく購入しても「次も使いたい」という気持ちがなくなります。
銀マットや、フォームマットであれば使用時広げて、撤収時は折りたたむだけなのでとても楽です。
エアマットやインフレーターマットでは広げて自動で空気が入るタイプや、足で踏めば空気が入るタイプの商品もあるため、空気を入れやすい商品を選ぶと楽に使用できます。
空気の入れる方法や、空気を抜く方法を確認して使用しやすく、収納しやすいマットを選びましょう。
キャンプツーリングにコットは必要?併用すれば冬は安心
キャンプで使う寝床として、マットとコットがあります。コットは簡易的なベッドのようなアイテムで地面から距離が取れるため、寒い冬や暑い夏でも地面の気温をあまり気にせず眠れます。
しかしコットの上に寝るだけではクッション性が足りない場合や、遮熱(冷)性が足りない場合もあるためコットの上にマットを乗せて使用するとより快適な睡眠がとれます。
ただしコットは頑丈な骨組みを組み立てて使用するため、マットに比べ重く、収納サイズも大きい商品が多いので積載量が嵩張ります。
しかしコットでも「DODのバッグインベッド」などコンパクト収納できるコットも販売しているので、収納サイズをチェックして積載できるのであれば、コットとの併用もおすすめです。
キャンプツーリングにおすすめのマット12選
ここからはそれぞれ種類別におすすめの商品をお伝えしていきます。
それぞれ特徴やスペック・価格なども記載していきますのでぜひ参考にしてみてください。
※価格は全てAmazon2022.9月の税込価格です。
キャンプツーリングおすすめエアマット3選
携行性高く積載しやすいエアマットの紹介です。春〜秋までは単体で十分キャンプを楽しめます。
Akasoom(アカスーム)エアーマット
- 価格:3,699円(税込)
- 使用サイズ:長さ200cm×幅68~70cm×厚み7~9cm
- 収納サイズ:長さ32×幅16cm
- 重さ:860g
【特徴】
枕付きのエアマットが欲しい方におすすめの商品です。カラーリングも豊富でキャンプカラーに合わせて購入が可能。空気を入れる際は足で踏んで入れるため、口で入れるタイプより簡単に使用できます。
使用サイズは200cmと長めで広々と使用できますが、テントによっては入らない場合があるので、テント内サイズを確認してから購入しましょう。
携行性が高く、枕付きの商品を探している方におすすめです。
FIELDOOR(フィールドア) ウルトラライトエアーマット
- 価格:4,380円(税込)
- 使用サイズ:長さ190cm×幅58cm×厚み5cm
- 収納サイズ:直径10×長さ22cm
- 重さ:500g
【特徴】
超軽量でコンパクト収納なエアマットです。
空気は口で入れるタイプですが簡単に膨らむ設計になっているため、10回程度吹き込めば十分量の空気が入ります。
コンパクト収納なため使用後、収納袋に入れるのが少し難点。空気を全て出しきってから折りたたみんで収納しましょう。
携行性重視の方におすすめのエアマットです。
HIKENTURE(ハイケンチャー) エアーマット
- 価格:3,750円(税込)
- 使用サイズ:長さ190×横幅60×厚さ7cm
- 収納サイズ:直径8×長さ27cm
- 重さ:570g
【特徴】
枕付きで収納サイズがかなりコンパクトなエアマットです。
使用サイズも190cmとそこまで大きくないためテントを選ばず使用できます。しかし空気を入れる方法が口で入れるタイプなので足で踏むタイプが良い方はAkasoomがおすすめです。
コンパクトな電動の空気入れがあると簡単に空気を入れられるので、一緒に購入しておくと楽に使用できます。
枕付きで、できるだけ収納サイズをコンパクトにしたい方におすすめの商品です。
キャンプツーリングおすすめインフレーターマット3選
高い断熱(冷)性をもつインフレーターマットのおすすめ商品の紹介です。厚みがあるため収納サイズは大きいですが、その分快適に眠れます。
THERMAREST(サーマレスト)アウトドアマットR値4.5
- 価格:13,528円(税込)
- 使用サイズ:長さ168×幅51cm
- 収納サイズ:直径15×長さ28cm
- 重さ:710g
【特徴】
インフレーターマットの中ではコンパクトで携行性が高い商品です。
R値とは断熱力を評価する指標で4以上あればオールシーズン使用できるとされています。
サーマレストのR値4.5は女性用なため長さ168cmと短めですが、オールシーズン使用できるためとても便利なマットです。
使用できる方が限定的ですが、携行性が高くオールシーズン使用できるマットなので、条件があう方にはぜひおすすめしたい商品です。
VENTLAX(ヴァントラックス) インフレーターマット
- 価格:5,980円(税込)
- 使用サイズ:長さ190×横幅66×厚さ8cm
- 収納サイズ:直径19×長さ60cm
- 重さ:2.5kg
【特徴】
寝心地の良さに定評があり、厚さ8cmとクッション性と断熱(冷)性が高い商品です。
収納サイズはやや大きめ。他のキャンプ道具の量にもよりますが、長さ60cmなので積載できないサイズではありません。
積載に余裕がある方や、キャンプ場でもふわふわな寝床で快適に睡眠を取りたい方におすすめの商品です。
Clostnature (クロスネイチャー)インフレーターマット
- 価格:3,399円(税込)
- 使用サイズ:長さ190×横幅60×厚さ3.8cm
- 収納サイズ:直径20×長さ34cm
- 重さ:1.8kg
【特徴】
収納サイズがコンパクトな枕付きのインフレーターマットです。
厚さ3.8cmありクッション性が高く、価格帯も安いためとてもコスパの良い商品です。厚さ3.8cmより厚みが欲しい場合は5cmのサイズ展開もしているのでチェックしてみてください。
コスパに優れたインフレーターマットを探している方におすすめの商品です。
キャンプツーリングおすすめ銀マット3選
保温性を持ち、軽量で設置が簡単な銀マットのおすすめ商品の紹介です。
Soomloom(スームルーム) キャンプ用マット
- 価格:2,490円(税込)
- 使用サイズ:長さ188×幅55cm
- 収納サイズ:幅55cm×奥行き13×高さ12cm
- 重さ:410g
【特徴】
410gと軽くバイクキャンプだけでなく、徒歩キャンプや山登りでも活躍する銀マットです。
クッション性もあるため、凸凹な地面や硬い地面でも快適に使用できます。また梱包ベルトと収納袋が付いているので持ち運び時に便利です。
地面のコンディションを考えず気軽に使用できるため、扱いやすく「初めて使う銀マット」にはとてもおすすめの商品です。
LEEPWEI キャンプ マット
- 価格:3,180円(税込)
- 使用サイズ:長さ192×幅61×厚さ2.5cm
- 収納サイズ:幅61cm×奥行き16×高さ14cm
- 重さ:560g
【特徴】
使用サイズ幅が広く、ゆったりと使用できる銀マットです。
収納サイズは少し嵩張りますが、厚さが2.5cmとクッション性が高く、寝心地の良さに定評があります。
素材には高品質のアルミ素材を使用しているため、耐久性も高く長く使える商品です。
銀マットのクッション性や保温性を重視し、同じアイテムを長く使用したい方におすすめの商品です。
Mozambique(モザンビーク) キャンプ マット
- 価格:4,580円(税込)
- 使用サイズ:長さ183×幅56×厚み2cm
- 収納サイズ:長さ56×幅12×高さ13cm
- 重さ:500g
厚みが2cmとクッション性が高く、比較的収納サイズがコンパクトな扱いやすい銀マットです。
価格は少し高めですが、高品質な素材を使用したマット。その自信から1年保証も付いているので初めての銀マットでも安心して購入できます。
肌触りも重視しているマットなので、直接寝てもベタつきません。
携行性が高く、高品質で長く使える銀マットを探している方におすすめの商品です。
キャンプツーリングおすすめフォームマット3選
最後に安くて汎用性が高いフォームマットのおすすめ商品の紹介です。
CAPTAIN STAG(キャプテンスタッグ) EVAフォームマット
- 価格:2,658円(税込)
- 使用サイズ:長さ182×幅56×厚さ2cm
- 収納サイズ:幅56×奥行き12.5×高さ13cm
- 重さ:270g
鹿のロゴで有名なキャプテンスタッグの軽くて手軽に持ち運びができ、使い勝手のよいマットです。
キャンプを始める際はこのマット1つあると座布団にできたり、さっと広げてちょっとした荷物置き場にしたりと何かと便利なアイテムです。
幅が56cmと少し狭いですが厚さ2cmとクッション性も寝心地は抜群です。
マットをマルチに使いたい方や、春〜秋キャンプがメインの方におすすめの商品です。
FIELDOOR(フィールドア)XPEフォーム使用キャンプマット
- 価格:2,680円(税込)
- 使用サイズ:長さ190×幅57×厚さ2cm
- 収納サイズ:幅57×奥行き15.5cm×高さ12cm
- 重さ:470g
緩衝性や断熱性に優れたフォームマットです。
素材にXPEフォームを採用し、クッション性や断熱(冷)性が高いため冬の底冷え対策としても使用できます。
また持ち運びに便利なバンドが付属しているのも嬉しいポイントです。
クッション性が高く、少し肌寒い季節でも使用できるマットを探している方におすすめです。
BUNDOK(バンドック) フォールディング マット
- 価格:1,800円(税込)
- 使用サイズ:長さ180×幅60×厚さ1cm
- 収納サイズ:幅60×奥行き13×高さ15cm
- 重さ:315g
低価格でコスパの良いフォームマットです。
重さ315gと軽量で携行性も高く、使用時の長さと幅もゆったり使用できるサイズ感になっています。価格帯が1,000円台と安いので、手に入れやすいのも嬉しいポイントです。
使用を重ねると突起部分が押さえられ、クッション性が低くなりますが1,000円台なので買い替えもそこまで負担になりません。
気軽に手に入れて、気軽に使えるキャンプマットを探している方や、予算を抑えたい方におすすめの商品です。
快適な睡眠ができるマットでキャンプツーリングを楽しもう!
キャンプツーリングにおすすめなマットの紹介とともに、種類の説明や選び方のポイントをお伝えしてきました。
マットの種類は下記の4種類。
- 携行性が高く春〜秋向けのエアマット
- 冬に活躍し寝心地が良いインフレーターマット
- 嵩張るけど軽量で保温性がある銀マット
- 安価で手に入りやすく、汎用性があるフォームマット
季節ごとに使いやすさを分けると…
春〜秋 | 冬 |
エアマット フォームマット | 銀マット | インフレーターマット
しかし地面から距離の取れるコットを使用して冬対策をすれば、春〜秋向けのマットでも使用可能です。
キャンプツーリングでのマットはツーリングで疲れた体を休ませる大事な役割があります。
ぜひキャンプツーリングで快適な睡眠ができる、自分にあったマットを見つけてみてください。