- ワンティグリスROCはオールシーズン使えるか知りたい
- 設営手順を知りたい
- レイアウトを見てみたい
今回はワンティグリスのロックシールドTCを購入し、実際に使用したレビューをお伝えしていきます。
冬と真夏の季節に使用したので、どの季節でも使用できるかも合わせてお伝えしていきます!
ワンティグリスロックシールドTCを購入しようか悩んでいる方はぜひ参考にしてください。
「One Tgris(ワンティグリス)」とは?
無骨でカッコよく、トラのロゴが目印のワンティグリス。キャンプギアやミリタリー装備でも有名な中国発のブランドです。
中華製を嫌う人も多いと思うけど、私はあまり気にせずデザインと性能に惹かれて購入。購入後も買ってよかったと思えるテントです◎
キャンプギアの中では特にテントが人気で、発売後すぐに品薄になる商品もあります。オリジナリティ溢れる、他にはないデザインででキャンパーを魅了するブランドです。
One Tgrisロックシールド TC スペック
- 価格:31,000円(Amazon2024.7月現在)
- 使用サイズ:①420×220×H160cm ②460×280×H125cm
- 収納サイズ:58×20×20cm
- 重さ:約7.4kg
- 付属品:テントペグ×14、 ガイライン×10、 ポール×4、 ストーブジャケット×1、 スタッフサック×1
- 生地:ポリコットン(65%ポリエステル35%コットン)、YKKジッパー
使用サイズは高さ160cmと125cmの2パターン。高い空間で圧迫感を減らしたい場合は160cm、フロアをより広く使いたい場合は125cmと、2パターンをシーンによって使い分けられます。
付属のペグ&ガイロープは使えるのか
結論、ガイロープは使える。もペグは「使えなくはないが使いずらいシーンはある」です。
ペグに関して、ペグのヘッドがゴム?プラスチック?製のため、ペグを抜くときヘッド部分の穴に引っかけて地面から抜こうとすると、白い部分が破損します。
特に硬い地面の時は抜きにくい事この上なし!って感じです。
そして無理やり引っこ抜くとペグが曲がります。
硬い地面では鍛造ペグなど頑丈なペグを別途持っていくのがおすすめです。
ポールは使える?
ポールは特に問題なく使えます。雨や風が強い時に使用しましたが、特に折れたり曲がることはありませんでした。
ロゴ付き&シンプルな黒、長さも自在に変更できるので、使い勝手がいいポールです。
設営は簡単?設営手順
公式では6カ所ペグダウンしてポールを入れて完成!みたいな感じですが、購入前色々設営の仕方を調べたところ、最初はタープをたてる感じで設営した方がうまく張れるという情報が多かったので、公式とは違った張り方を紹介します。
ペグダウン部位に長さ調節部位がないため、結構ピンと張るのが難しい!初回試行錯誤しながら1時間くらい格闘しました…
※テント内ポールは約160cmで設営しています。
①背面部分の3カ所をペグダウンポールを2カ所入れていく
設営最初は正面右側に煙突穴が来るので、それを目安に設営向きを決めます。その後背面3カ所をペグダウン。ポール(約160cm)を1本ずつ入れてガイロープで自立させます。
②両サイドをペグダウン
ポールと同じ直線上になるよう両端にペグを打っていきます。生地のたるみが気になったら位置を変えられるよう、仮打ち程度に打っておくと後で調整しやすいです。
③一度クローズ状態で設営する
その後、正面のペグも2~3カ所ペグダウンして、一度就寝時のクローズ状態で設営します。
設営時はフルクローズ(ジッパーを全部閉めた状態)で設営しましょう。サイドを開け放って設営した時カッコよく張れるものの寝る時どうやって何を閉めればいいの状態に…▼
この時は(初回)前面にペグを打たず、跳ね上げありきで設営したため、テントフルクローズ時クローズするペグがなく(夜カンカンとペグを打つわけにもいかず)ガイロープでなんとか閉めて就寝しました…。
最初にフルクローズ時のペグを打っておくことで、寝る時もスムーズにテントを閉めることができます。
④サイドを開放して、前方のペグにストラップをかける
クローズ状態の前面のペグダウンが終わったら、一度ペグからテント生地のストラップを外します。
その後サイドを開放し、下に隠れてたテント生地の裾のストラップをペグに引っかけます。
⑤跳ね上げポールをたてて完成!
開放したサイドの生地はサイト幅があれば、ガイロープで引っ張って前室部分を広くするも良し!
くるくると巻き上げてスッキリとさせるのも良し!です◎
⑥たるみを調節して完成!
若干まだたるんでますが、ペグ仮打ちを調節して本打ちしたら完成です!
変幻自在なアレンジが魅力
設営後、サイドジッパーを閉めればプライベート空間抜群のフォルム&高さを出したい時は中央にポール(別途用意)をたてるとより過ごしやすい居住空間ができます◎
サイドを開放した状態でサイドを引っ張れば天井を広く&日陰部分を広くとれます。
サイドをコンパクトにまとめて括れば、シンプルなパップテントスタイルになります。
その他ポールを低くしてテント内の面積を広くとるスタイルや、前幕を付けておこもりスタイルも楽しめます◎
ワンティグリスROCは高さと広さがあって居住性が良い
ワンティグリスROCは居住空間が抜群。虫がいない冬は存分にテント内を広く使えます。煙突穴もあるため、薪ストーブの使用も可能です。
石油ストーブももちろん余裕で入ります。ただし換気はしっかりと行いましょう。
天井も160㎝と高いため就寝時も圧迫感なく過ごせます。
フルクローズ時もこの広さ。テント内にキャンプギアを収納しても、余りあるスペースです。
幕内レイアウト
これは冬のコット泊の時のレイアウトです。
石油ストーブ、コット、シュラフ、ちょっとごちゃごちゃしてますが、クーラーボックス、ウォータージャグ、トランク×1、コーヒーセットetc。
テント前には焚き火台をセットしています。
夏キャンプ、インナーテントを入れたスタイルです。
冬の時と違い、扇風機、トランク×2、アイロンストーブ(暑すぎて焚き火しないので、観賞用炎)etc
両方ともフルクローズ時テント内に荷物を全て収納できます。
スカート付きで冬でも快適!
冬は石油ストーブ&湯たんぽで快適に過ごせました。
スカートがあるなしだと、風の通りが違うのを実感。
冬に重宝するテントになりました◎
ちなみに湯たんぽはシリコン製を愛用しています▼
夏は暑い?
正直ものすごい暑いです!
扇風機+オールメッシュのインナーテント(バンドックソロドーム1のインナーテントを使用)使用で過ごしましたが、テント内に一切風が入ってこず蒸し暑さが半端ないです。
スカートを巻き上げても特に状況は変わらず…。トイレで外に出た時に、テント内の暑さにビックリ(川辺でキャンプだったため夜は涼しかった)。
初夏や、夏終わりには使えるかもしれませんが、真夏には向かないテントです。
雰囲気抜群の最高な軍幕!
ワンティグリスROCの設営手順やレイアウト、オールシーズン使えるかなどお伝えしてきました。
設営がそんなに簡単じゃない点と、真夏には向かない点だけデメリットですが見た目のカッコよさ、アレンジの豊富さはそれをカバーできるほどのメリットです。
さまざまなレイアウトやスタイルが楽しめるパップテントを探している方はぜひチェックしてみてください!
無骨&おしゃれなキャンプを楽しみましょう~。